スタグフレーション
スタグフレーションは、景気が停滞しているのに物価が上がり続ける状態で、成長の鈍化と高い物価が重なった状況を指します。
かんたんに言うと
ふつうは景気が悪くなると需要が減り、物価も下がります。ところが原油などの価格が大きく上がる供給ショックが起きると、景気が悪化するのに物価が上がることがあります。代表例は1970年代の石油危機のときの米国や欧州です。
なぜ重要か
中央銀行にとって最も難しい状況です。物価を抑えようと利上げすれば景気がさらに悪化し、景気を支えようと利下げすれば物価がさらに上がりかねません。そのためスタグフレーション懸念が強まると政策の方向が不透明になり、市場の変動も大きくなりがちです。
市場とのつながり
- 株式:企業利益が減る一方で金利は高止まりし、全体として不利になりやすい。生活必需品やエネルギーなど値上げしやすい業種が比較的持ちこたえることが多い
- 債券:物価のせいで金利が下がりにくく、債券も振るわないことがある
- 金・コモディティ:インフレへの備えとして関心が高まりやすい
どこで確認するか
- GDPや購買担当者景気指数(PMI)が鈍る一方で、消費者物価指数が上がっていないかを見ます
- 米労働統計局 CPI
