コリア・ディスカウント
コリアディスカウント
コリア・ディスカウントは、韓国企業の株式が、同じような利益を上げるほかの国の企業より低い評価で取引される現象を指します。
かんたんに言うと
同じだけ利益を上げる会社でも、韓国に上場していると株価が安く評価されやすい現象です。株価収益率(PER)や株価純資産倍率(PBR)を各国市場と比べると、韓国は低めだという分析が多くあります。日本でも東京証券取引所がPBR1倍割れ企業に改善を求めるなど、似た課題への取り組みが進みました。
なぜ起きるのか
よく挙げられる理由は次のとおりです。
- 企業統治:大株主中心の意思決定、グループ内取引、少数株主の保護不足への懸念
- 低い株主還元:利益に比べて配当や自社株消却が少ないという評価
- 地政学リスク:南北関係など安全保障の不確実性
- 景気敏感業種の比重:半導体・化学・鉄鋼など、景気で利益が大きく揺れる業種が多い
韓国政府は2024年から「企業バリューアップ・プログラム」を進め、2026年の商法改正で自社株の原則消却が導入されるなど、解消に向けた制度の変化が続いています。
市場とのつながり
- 株主還元の拡大・企業統治の改善のニュース:金融・持株会社など割安な業種に追い風の傾向
- 外国人資金:ディスカウント縮小への期待が高まると、外国人の買い越しとウォン高が同時に起きることが多い
