iPhone 18 Pro可変絞りと17 Pro、写真の違いは?
要点まとめ
iPhone 18 Proのメインカメラはf/1.48・f/1.8・f/2.8・f/4の4段階に切り替えられ、f/1.78固定だった17 Proより、夜景・背景ぼかし・集合写真の解像感を場面に合わせて調整できます。ただしメインカメラのみの対応で、価格は100ドル上がり1,199ドルからです。
- 17 Proはf/1.78固定、18 Proはf/1.48・1.8・2.8・4の4段階の可変絞り
- f/1.48は暗所と背景ぼかし、f/4は風景や集合写真に有利
- DXOMARKのカメラスコアは172点で2位、集合写真の顔のシャープさが向上
- メインカメラのみ対応。絞るとフレアが出る場合や、暗所ポートレートのぼかし失敗も
- 米国の開始価格は1,199ドルで、17 Proの1,099ドルより100ドル高い
iPhone 18 Proの可変絞りは17 Proと何が違うのか
最大の違いは、メインカメラの絞りを物理的に切り替えられるようになった点です。iPhone 17 Proの48MPメインカメラはf/1.78で固定されていました。一方、iPhone 18 Proはアップルの発表によると、f/1.48、f/1.8、f/2.8、f/4の4段階に対応します。絞りとはレンズを通る光の量を決める開口部で、数字が小さいほど大きく開きます。アップルによれば、6枚のレーザー加工ブレードが回転機構で動いて開口を変え、自動のほか手動でも選べます。
4つの絞り値はどんな場面で使うのか
下の表は、アップルや各メディアの説明をもとにした使い分けの目安です。開くほど暗い場所や背景ぼかしに、絞るほど画面全体のシャープさに向いています。
絞り | 開き具合 | 向いている場面 | 備考 |
|---|---|---|---|
f/1.48 | 最も広い | 夜間・室内、背景ぼかし | 収差でわずかに解像感が下がる場合あり |
f/1.8 | 広い | 日常の撮影全般 | アップルが解像感と光量のバランスが最良とする値 |
f/2.8 | 中間 | ポートレート、複数人の写真 | ピントが合う範囲が広がる |
f/4 | 狭い | 風景、集合写真 | 回折でわずかに解像感が下がる場合あり |
17 Proのf/1.78と18 Proのf/1.8はほぼ同じなので、普段のスナップでは差を感じにくいかもしれません。違いが出るのは、その前後の選択肢です。
なぜセンサーではなく絞りを選んだのか
アップルは、暗い場所での感度向上が出発点だったと説明しています。センサーを大きくするとスペースや消費電力の負担が増えるため、より明るいレンズを選んだそうです。ただ、常に全開にしていると、近くの人物を撮る際に背景側の描写が甘くなります。そこで状況に応じて絞れる可変式が必要になったとPetaPixelは伝えています。ブレードは髪の毛より薄い高分子素材で作られ、開口は段階ではなく滑らかに変化するとのことです。
実際の写真では何が変わるのか
単純計算では、f/1.48はf/1.78より約1.4倍多くの光を取り込めます(F値の二乗の逆数で比較したGist7の計算)。暗い場面でノイズを抑えたり、シャッター速度を稼いだりするのに有利です。逆にf/4まで絞ると、被写体の前後でピントが合う範囲が広がります。DXOMARKはこの点が集合ポートレートで全員の顔をくっきり写すことに貢献したと評価し、カメラの総合スコアは172点で世界ランキング2位でした。これまでiPhoneのポートレートの背景ぼかしは主にソフトウェア処理でしたが、今後はレンズに光が入る段階から調整できます。
気になる点と限界
DXOMARKは、絞りを閉じたときにフレアが見える場合があることや、非常に暗い環境でポートレートの背景ぼかしが時々失敗することを指摘しました。また、この機能はメインカメラのみとされ、超広角や望遠は可変ではありません。可変絞り自体は新しい発想ではなく、サムスンのGalaxy S9・S10がf/1.5とf/2.4を切り替え(のちに終了)、Xiaomi 14 Ultraもf/1.63〜f/4.0に対応しています(Engadget)。新しいのは、それがiPhoneに入ったことです。
なぜ重要か
スマートフォンのカメラ競争が、センサーサイズや画素数から光学設計の緻密さへ移りつつあることを示しています。17 Proを使っている人にとっては、買い替えの理由は撮影スタイル次第です。夜景や人物・集合写真が多い人は違いを感じやすく、昼間のスナップが中心なら効果は小さいかもしれません。価格面では、米国の開始価格が1,199ドルと17 Proの1,099ドルより100ドル高い点も考慮が必要です(Tom's Guide)。
今後の注目点
アップルは開発者向けにカメラ制御のAPIを提供するとしており、サードパーティ製カメラアプリが手動絞りをどう活用するかが最初の注目点です。ブレードの耐久性やフレア対策が長期レビューでどう評価されるか、次世代で他のレンズにも広がるかも見どころです。
よくある質問
iPhone 18 Proの可変絞りはどのカメラに搭載されていますか?
48MPのFusionメインカメラです。超広角や望遠カメラで絞りが変わるという発表はありません。18 ProとPro Maxのメインカメラのハードウェアは同じです。
iPhone 17 Proの絞りはいくつでしたか?
f/1.78で固定でした。18 Proはf/1.48からf/4まで4段階に対応し、暗い場所では大きく開き、風景では絞って使えます。
絞りは手動で調整できますか?
はい。アップルによると、カメラアプリのプロコントロールでレンズの絞り、シャッター速度、ホワイトバランスを調整でき、ヒストグラムで露出も確認できます。通常は自動で動作します。
可変絞りのスマートフォンはiPhone 18 Proが初めてですか?
いいえ。サムスンのGalaxy S9・S10がf/1.5とf/2.4を切り替え、Xiaomi 14 Ultraもf/1.63〜f/4.0に対応しています。iPhoneに搭載されたのは今回が初めてです。
17 Proから18 Proに買い替える価値はありますか?
夜間撮影が多い方や、ポートレート・集合写真をよく撮る方は違いを感じやすいでしょう。日常のスナップ中心なら、f/1.8は17 Proのf/1.78に近く差は小さめです。価格が100ドル上がった点も考慮してください。
参考資料
- Apple debuts iPhone 18 Pro and iPhone 18 Pro Max — Apple Newsroom
- Apple Explains Why the iPhone 18 Pro Has a Variable Aperture — PetaPixel
- The iPhone 18 Pro's camera has a variable aperture — Engadget
- Apple iPhone 18 Pro Camera test — DXOMARK
- iPhone 18 Pro vs. iPhone 17 Pro: Biggest upgrades explained — Tom's Guide